フィギュアの黄ばみは日焼けが原因?綺麗に落とす修復方法はあるの?
フィギュアは日焼けや経年による劣化などで黄ばんでしまいます。
「日焼けやヤニの黄ばみは落とせるの?」「ハイターをフィギュアに使っても大丈夫?」など、フィギュアの黄ばみを落とすうえで気になるポイントを解説しているので要チェックです。
お得にフィギュアを売るためのポイントや損をしないお店の選び方もあわせて解説しています。
そもそもフィギュアが黄ばむ理由は?
フィギュアの黄ばみの主な原因は日焼け!
フィギュアを外箱から出して飾っている人の中には、「いつの間にかフィギュアが黄色く変色していた!」という経験をしたことがある方もいるでしょう。
フィギュアの変色は様々な原因がありますが、一番考えられる原因は日焼けによる色褪せです。
フィギュアに限らず、基本的に日光が当たる場所に長い間置いておいた物は、日焼けや経年の劣化によって黄ばんでしまいます。
他にも、フィギュアが飾ってある室内でタバコを吸っている場合、ヤニによって黄色くなってしまうこともあるので注意です。
さらには、手の脂が付いて汚れたりと、フィギュアが黄ばんでしまう原因は色々とあります。
フィギュアの日焼けを防ぐ方法は?
フィギュアを綺麗な状態でキープしたいなら、直射日光が当たる所は避けて飾るように気を付けましょう。
また、化粧箱から出さずに飾ったり、UVカットスプレーでコーティングするのもありですが、スプレーを使った場合フィギュアの素材によっては塗料のはがれや下地のヒビ割れを起こすこともあるので十分な注意が必要です。
紫外線に当てなければ劣化しにくくなるので、フィギュアを飾っている部屋の窓にUVカットフィルムを貼ったり、UVカットのフィギュアケースの中に飾るのも有効でしょう。
UVカットが施されていないフィギュアケースでも多少紫外線が防げますが、絶対変色させたくないという方は、1万円未満で購入できるのでUVカット仕様の物を使うことをオススメします。
タバコを吸うとフィギュアが変色するのはナゼ?
タバコを吸っていると、タバコの煙にのってタールと呼ばれる物質が様々な所に付着します。
そのためタバコを吸っていると部屋の壁がヤニで黄ばんで汚れてしまいますが、フィギュアも例外ではありません。
ヤニが付いたフィギュアは見栄えが悪いうえにニオイも付いてしまうため、コレクションとして飾って置いても格好が付かない他、買取に出す場合も値段が付きにくいのが難点です。
フィギュアから離れていても、飾ってある部屋でタバコを吸うだけで汚れてしまうので、できることならフィギュアがある部屋での喫煙は控えるのが懸命でしょう。
しかし、ヤニによる汚れなら、洗浄することで綺麗になる可能性もあるので、既に汚れてしまったフィギュアがあるなら一度お手入れしてみるのがオススメです。
黄ばんでしまったフィギュアを綺麗にする方法
フィギュアの黄ばみは原因によっては落とせる!
日焼けや経年の劣化によって変色してしまったフィギュアは、残念ながら元の色に戻すことは難しいです。
フィギュアに汚れが付いて色が変わってしまったわけではないため、洗っても変色した部分の色は変わりません。
ただし、ヤニや手の脂などによって汚れたフィギュアなら洗浄することが可能な他、漂白剤を使えば日焼けの黄ばみも多少軽減することが可能です。
特別な道具がなくても漂白剤さえあれば綺麗にすることはできるので、フィギュアの黄ばみに悩んでいる方は実践してみましょう。
近年販売されているフィギュアの多くが耐水性があるため、それ程心配する必要はありませんが、不安な方は材質や塗装の耐水性を確かめてから洗浄に取り掛かるのが安心です。
フィギュアの黄ばみの落とし方
洗浄したいフィギュアを用意したら、洗う前に水で濡らしたティッシュや綿棒で、目立たない部分を軽く擦ってみましょう。
この時点で万が一色が落ちたり艶がなくなってしまった場合、洗浄すると色落ちしてしまう可能性があるため、水を使ったお手入れはオススメできません。
フィギュアの耐水性を確認したら、漂白剤を使って黄ばみの原因であるヤニや脂を落としていきます。
1.フィギュアを漂白剤に浸ける
桶やたらいなど、フィギュア全体を水に浸けられる容器を用意してください。
容器に水を張ったら、ハイターなどの衣類に使用する漂白剤を、指示通りの分量で薄めて入れます。
漂白剤に浸からない部分があると、そこだけ黄ばんだままになってしまうので、フィギュア全体が浸かっていることを確認しましょう。
2.何度かフィギュアの状態を確認
黄ばみ具合によって、漂白剤に浸けて置く適切な時間は異なります。
まずは4時間程浸けておいて、一度黄ばみがどの程度落ちたか確認してみましょう。
まだまだ黄ばみが除ききれていないようなら、さらに漂白剤に浸けておきます。
基本的に丸一日近く放置しておいても色が抜けてしまうことはありませんが、心配な方は数時間置きにチェックして、綺麗になったことを確認できたら漂白剤から引き上げるのが良いでしょう。
3.濡れたフィギュアを乾かして洗浄完了!
濡れたフィギュアはしっかりと水を切って乾燥させましょう。
水分を拭き取る時は、厚手のタオルやティッシュなどでゴシゴシ拭いてしまうと、傷が付いたり破損する恐れがあるため、柔らかい布で優しく拭くようにしてください。
また、ドライヤーは使わずタオルの上などに置いて自然乾燥させるのがオススメです。
ドライヤーを使うと熱で変色・変形する恐れがあるので、風通しのいい場所に放置しておくのが有効でしょう。
黄ばみの除去でNGな掃除方法はコレ!
フィギュアを洗浄する際に、クレンザーやエタノールを使用するのは適していないので、注意が必要です。
クレンザーの中には研磨剤も含まれているため、洗浄している最中にフィギュアの表面に傷が付いてしまう可能性があるのです。
粉末タイプのクレンザーはもちろん、液体タイプのクレンザーも傷が付く恐れがあります。
また、エタノールは有機溶剤のため、フィギュアに使用すると塗装が剥げてしまいます。
黄ばみだけでなく、元の色まで落ちてしまう可能性が高いため、使用は控えた方が良いでしょう。
水洗いではなく、洗剤や洗浄液を使用する場合は事前に使用しても悪影響がないか調べることをオススメします。