フィギュアのベタつきの原因は?ダヴや重曹でベタつき対策は可能?
フィギュアのベタつきに悩んでいる方に向けて、ダヴや重曹を使った洗浄方法や、ベタつきの対策などを解説しています。
ベタつきが起こる原因や、フィギュアを洗う時の注意点なども紹介しているので、お手入れをする前に確認しておきましょう。
お得にフィギュアを売るためのポイントや損をしないお店の選び方もあわせて解説しています。
フィギュアがベタつく原因を調査!
大事にしているフィギュアほどベタつきやすい!?
久々にフィギュアを箱から出したら、表面がベタベタしている・・・なんて体験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
フィギュアのあのベタベタは、フィギュアの素材に含まれている可塑剤が原因となっています。
可塑剤は、時間が経過するにつれてフィギュアの表面に出て来る性質があるため、購入した時には全く問題のなかったフィギュアでも、徐々にベタつきが出てしまうのです。
また、箱から出して飾ってあるフィギュアよりも、箱の中やケースに入れて大事に飾っておいたフィギュアの方がベタつきが発生しやすいため、その点も注意した方が良いでしょう。
ベタつき対策をするなら飾る場所に注意
綺麗な状態で保管しておきたい、という理由から、パッケージから出さずにフィギュアを飾る人も少なくありませんが、残念ながら換気の悪い環境でフィギュアを保管していると、表面に出た可塑剤が逃げ場をなくしてベタつきになってしまうため、注意が必要です。
もし箱に入れて保管することにこだわりがないなら、箱から出して換気の良い場所に飾っておくことでベタつきは防げるでしょう。
また、対策としては、気温が高い場所や、直射日光があたる場所に保管しておくのもベタつきを加速させる原因になるので、窓際などの日光があたりやすい所や、温度が高くなる場所は避けて飾ることをオススメします。
ベタつきのあるフィギュアは減額対象?
買取店にフィギュアを売却する場合、フィギュアの状態によっては買取価格が大幅に減額されてしまいます。
汚れや破損はもちろん、日焼けやベタつきなども減額の対象となるため、日頃から大切に保管するようにしましょう。
ベタついたフィギュアは買い手が付きにくいため、査定額にもあまり期待が持てません。
わざわざベタつきを確認するために、未開封のフィギュアを開けてチェックする必要はありませんが、既にベタつきがあることが分かっているフィギュアは綺麗にしてから査定に出した方が良いでしょう。
一度ベタついてしまうと、処分するしかないと思っている方も少なくありませんが、実は洗剤や重曹を利用すればフィギュアのベタつきは簡単にとることが可能なのです。
フィギュアのベタつきをとる方法を詳しく解説!
1.中性洗剤で直接洗う
フィギュアのベタつきが軽度であるなら、中性洗剤を軽く泡立ててフィギュアを擦り洗いしてみましょう。
スポンジやブラシなどでゴシゴシ洗うとパーツが破損してしまう可能性があるため、優しく手で洗うのがオススメです。
一通り洗い終えたら泡を水で流し、ベタつき部分が残っているようなら、泡で洗うのを繰り返します。
ベタつきがなくなったら、やわらかい布で軽く水分をとり、風通しの良い所に放置して乾燥させましょう。
2.水で薄めた中性洗剤に浸け置きをする
もしベタつきが酷いようなら、泡で直接洗うよりも、浸け置きをしておいた方が効果的な場合もあります。
風呂桶や大き目のカップなどに水を汲み、水と洗剤を5:1で混ぜた液体に浸しておきましょう。
もしフィギュアを分解できるようなら、分解した状態で入れて置くとフィギュアの全体が浸かりやすいです。
ベタつきが軽度なら10~15分の浸け置きでも効果はありますが、ベタつきの強いフィギュアなら半日程浸けておいても良いでしょう。
ベタつきがなくなったことを確認したら、水分を切って乾燥させてください。
3.重曹でフィギュアを洗う
フィギュアの洗浄方法をネットで調べると、重曹やダヴを使った洗浄方法がよくあがっているかと思います。
実際、重曹は100円均一などで安価で手に入るうえに、フィギュアについたベタつきに加えてニオイも取り除いてくれる優れ物です。
水100mlに小さじ1杯程度の重曹を入れて、よくかき混ぜたらフィギュアを浸けましょう。
30分程度で効果が現れるので、一度確認してまだベタつきが残るようなら再度浸けておいてください。
ベタつきがなくなったら、他の方法と同様に水気を切って乾かしましょう。
重曹やダヴでもベタつきを落とすことはできますが、本来より素材が硬化してしまうため、素材の柔らかさを保ちたいなら、中性洗剤を利用するのがオススメです。
細かいパーツなどを洗うのにも向いていないため、重曹は洗剤でもベタつきが落ちなかった場合の最終手段と考えた方が良いでしょう。
フィギュアを洗う時に注意したい2つのポイント!
熱すぎるお湯の利用はNG!
泡を洗い流したり浸け置きしたりする時に、熱すぎるお湯を使うとフィギュアが変形してしまう恐れがあります。
中性洗剤や重曹を混ぜるのは水で問題ないため、わざわざお湯を使う必要はありませんが、お湯を利用するとしたら40℃未満の水温にするように心掛けましょう。
また、ベタつきはお湯で洗っただけでは落ちないため、熱湯の中に浸け込むよりも、中性洗剤や重曹を活用することをオススメします。
フィギュアに付いた泡や重曹を落とす際も、普通に水道水で洗い流すだけで問題ありません。
フィギュアを乾かす時は自然乾燥で
フィギュアを水で洗った後は、柔らかい布でよく拭いてから乾燥をさせます。
その際に、早く乾かそうとドライヤーなどを使用すると、熱風でフィギュアが変形・変色する可能性があるため、要注意です。
フィギュアは風通しのいい場所に置いておくだけで綺麗に乾くので、ドライヤーなどは使用しないようにしましょう。
また、冷風に設定した場合でも、ドライヤーの風によってホコリやゴミがくっついてしまうこともありえるため、自然乾燥が一番です。
完全に乾いたら、ウェットティッシュで全体を拭くと、より綺麗な状態になるので試してみてください。